メンデレーエフの愛と結婚

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メンデレーフ(1834-1907)

元素周期律を発見したロシアの科学者メンデレーエフは周期律に没頭したのは36歳前後の2年半だけで 研究テーマはめまぐるしく変わった。女性関係もめまぐるしかった。
大学卒業の間際16歳の少女にひとめぼれした。思い切って求婚し、断られた。27歳で留学したドイツでは地元の女優と大恋愛。ロシアに 戻ると、姉の勧めで6歳年上の女性と結婚したが、夫婦仲はよくなく、別居がちだった。
18歳の美しい画学生に入れあげたのは43歳の秋。猛反対した周囲は、二人を引き離そうと女性を遠くイタリアへやったが、大化学者は恋心 を抑えられなず大学を休職してローマまで追いかけた。
離婚に踏み切ったことでメンデレーエフは当時のロシア正教会から懲罰されたが、大金を神父に払うことで再婚も強行した。男48歳すざましい恋愛体質 である。あとで変な格言を残す。「結婚は愛情と理性とを良く考えてからしなさい」・・・と。
(朝日新聞/2003年10月25日 be on saturdayより)

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